【人気記事】この日本語はおかしい!
偉いことをして、偉い人でいられなくなった杉原千畝
こんにちは、飲むチョムスキー's Substack です!
今日は日本語の「偉い(えらい)」という言葉について
ちょっと考えていきたいと思います。
「偉い」って主に二つの異なる意味があって、
本質的な価値 例:「~ちゃん、お友達に親切にできてえらいね。」「お片付けできてえらかったね。」
社会的な地位、身分 例:「今日は本部の偉い人が視察にくる」「医者か弁護士、どっちが偉い?」
実際は「本質的な価値」と「社会的な地位、身分」ってのは全く関係なくて、
その人類史上極上絶品の例として、
ホワイトハウスに座ってるあのおっさんが挙げられます。
1歳児にも使うようなこれほど身近な言葉で、
この二つがごちゃ混ぜになってる言語って、他にあるんですかね???
少なくとも中国語と英語では違う気がします。
私はこの「偉い」という言葉こそ
我々日本人のお上1に対する批判的思考を奪っているA級戦犯2ではないか
と疑い始めました。
関係ないって思うかもしれないけど、
言葉って人間の思考と深く関係あるんですよ。
我々日本人にとって、
「わかめ」と「のり」と「こんぶ」ってのは全く別物ですが、
英語では全部ひっくるめて”Seaweed”しかないので、
英語話者はこの三つの区別が容易にできません。
「偉い」でも、同様のことが日本人に起こっているんじゃないでしょうか。
ちなみに、日本の歴史に杉原千畝(すぎはら・ちうね)という人がいて、
日本人ならほとんどの人が知っていると思いますが、
今来た5行3すると
杉原千畝は第二次大戦中リトアニアにいた外交官で
ユダヤ人に日本の通過ビザを独断で発行して
多くのユダヤ人の命を日本経由で救いました。
但し、ビザ発行の判断は当時の日本政府の命令に反く独断だったので
戦後彼は外務省を追われました。
道徳の教科書で大人気の杉原千畝ですが、
道徳の教科書で語られるのは最初の3行だけです。
だから、「道徳、道徳」って叫ぶ輩4(どこぞの自民党です)ってのは
聞こえはいいけど、 疑ってかかった5方がいいです。
そんでまた偉い人の話に戻ると、
杉原千畝は外交官で偉い人だったし、人として偉いことをしたんですが、
人として偉いことをしたために、偉い人ではいられなくなりました。
こんなおかしな文章が日本語では普通に成り立ってしまうんですね。
ちなみに、世界中の人々が偉い人のいうことをちゃんと聞いていたら、
私たちの子供はいまだに教育も受けられず、遊ぶこともできず、
この絵のような活動をさせられていたことでしょう。
我々の子供が今遊んだり、勉強したりして過ごせるのは
空気読まないロックな田吾作6みたいなのが昔いて、 そいつが
「子供ってのは仕事なんてしねぇで、遊んだり勉強したりさせるもんだ」
みたいな当時相当過激なことを憚らずに言ったからです。
正確には、田吾作みたいな過激派は昔は速攻島流し7になってたと思いますが、
その後で、近所の人がふと
「田吾作、島で元気にしてるかな。
そういえばあいつの言ってたこと一理あるかもな。」
って思ってくれて徐々に行動を起こしてくれたからです。
あぁ、なんか話が長々と、とっ散らかってしまいました。
飲んだチョムスキーはいつもこうです。悪しからず8。
以下、日本語・日本文化講師 里緒♡ が本文中の語彙や背景について解説していきます♡
お上(おかみ)
政府、当局、あるいは「権力を持っている側」のこと。
♦︎「自分たち一般市民にはどうしようもない、上の存在」という皮肉や諦めが混じることが多い。
例文:「お上が決めたことなら、我々市民は従うしかないね。」
A級戦犯(えーきゅうせんぱん)
本来は国際軍事裁判の用語。転じて、「失敗の最大の原因を作った人」を指すネット・俗語。
例文:「システム障害のA級戦犯は、結局この古いサーバーだった。」
今来た5行(いまきたごぎょう)
「今来たばかりで状況が分からないから、5行以内で説明して」というネットスラング。掲示板(2ch)で生まれた言葉で、通常は「今来た3行(今北産業)」が主流だが、ここはもうちょっと詳しく説明したかったので、著者の意向で5行になっている。
輩(やから)
ガラの悪い連中、厄介な人々。
♦︎マナーが悪くて近寄りたくない人を指す蔑称(べっしょう)として使われる。
例文:「夜中の公園に変な輩がたむろしていて怖い。」
疑(うたが)ってかかる
最初から「嘘かもしれない」「何か裏があるはずだ」と前提して接すること。
♦︎騙されないための「警戒心」を表すポジティブな文脈と、人を信じない「冷たさ」を表すネガティブな文脈の両方がある。
例文:「ネットの情報は、まず疑ってかかるくらいがちょうどいい。」
「彼は何でも疑ってかかるから、素直に喜んでくれない。」
田吾作(たごさく)
田舎者の農民を揶揄して呼ぶ言葉。本文では、農民ながら自由な独立思考があるイケてるキャラクターとして登場しています。
♦︎農民の典型的な名前をからかった古い表現。現代では死語に近いが、あえて古臭い悪口として使われることがある。
例文:「そんな田吾作みたいな恰好で高級レストランに行くのか?」
島流し(しまながし)
江戸時代の刑罰(遠島)。現代では「不遇な場所への左遷(させん)」の比喩として使うこともある。
例文:「部長に意見したら、翌月に地方の出張所へ島流しにされた。」
悪しからず(あしからず)
「(希望に添えないけれど)悪く思わないでください」という意味。
例文:「数に限りがありますので、品切れの際は悪しからずご了承ください。」
「本日はお酒の提供はしておりません。悪しからず。」




